皆さん、こんにちは。 「10年後に庭を広大なラベンダー畑にして、そこで育った花で色々作って楽しむ」という、無謀だけれどワクワクする計画を進めているド素人夫婦です。
8月も後半に入り、連日のように厳しい暑さが続いています。 私たちが暮らしている地域は、夏は気温が高くジメジメとした気候になるため、高温多湿が苦手なラベンダーにとっては非常に過酷な季節です。
そんな中、私たちの朝は5時に起きて庭へ出るところから始まります。 すのこの上に並べた5鉢のラベンダー達にご挨拶をし、鉢の重さを一つひとつ手で確認する。そして、必要な鉢にだけ、じょうろでたっぷりとお水をあげる。 これが、すっかり夫婦の楽しい日課として定着しました。
ラベンダー栽培において、一番難しくて、一番失敗しやすいと言われているのが「水やり」だそうです。 今回は、園芸初心者の私たちが毎日どのように水やりをしているのか、そして動画にも記録した「気がかりな株」の経過観察について、備忘録としてまとめてみたいと思います。
「ラベンダーの水やりって、どれくらいの頻度であげればいいの?」と迷っている初心者の方の参考になれば嬉しいです。
朝5時の楽しい日課。まずは動画をご覧ください
我が家にお迎えしてからというもの、毎日欠かさず様子を見守ってきたラベンダー。 まずは、私たちが毎朝どんなふうにお世話をしているのか、短い動画を作ってみましたのでご覧ください。
動画:ド素人夫婦、10年かけてラベンダー畑作るってよ 6日目
この日は「4日ぶりの水やり」でした。 毎日水をあげているわけではなく、鉢の状態をしっかりと確認して、数日おきに水やりを行っています。 そして動画の後半では、以前のブログでも触れた「根元が茶色くなっている株」の様子も確認しています。
ラベンダーの水やりは「メリハリ」が命!
植物を育てるとなると、「毎日決まった時間に、決まった量の水をあげる」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 実は私も、ラベンダーを育てるために本を読んだり調べたりするまでは、完全にそう思い込んでいました。
しかし、ラベンダーにとって「毎日の水やり」は、一番やってはいけないNG行動なのだそうです。
なぜ毎日水をあげてはいけないのか?
ラベンダーはもともと、地中海沿岸の乾燥した地域が原産の植物です。そのため、「乾燥気味の環境」をとても好みます。
もし毎日水をあげて、鉢の中の土が常にジメジメと湿った状態になっていると、根っこが呼吸できなくなってしまいます。 植物の根は、水だけでなく土の中の「空気(酸素)」も必要としています。土が常に水で満たされていると、酸欠状態になり、やがて根っこが腐ってしまう「根腐れ(ねぐされ)」という致命的なダメージを引き起こしてしまうのです。
だからこそ、ラベンダーの水やりは「土の中までしっかり乾かしてから、たっぷりとあげる」というメリハリが何よりも大切になります。
鉢を持ち上げて「重さ」を確認する
では、土の中までしっかり乾いたかどうかを、どうやって判断すればいいのでしょうか。 表面の土を見ただけでは、中の方が乾いているのか湿っているのか、ド素人の私たちには全く分かりません。
そこで実践しているのが、「鉢を持ち上げて軽さを確認する」という方法です。
水を含んだ土はずっしりと重いですが、数日経って土の中の水分が蒸発し、ラベンダーが水を吸い上げると、鉢全体が驚くほど軽くなります。 毎朝、すのこの上の鉢をヒョイッと持ち上げてみて、「あ、今日はすごく軽いな」と感じた時が、水やりのベストタイミングです。 今回の動画で「4日ぶり」となったのも、鉢を持ち上げて「しっかり軽くなった」と判断できたのが、前回から4日経ったこの日の朝だったからです。

水やりのポイント:なぜ「たっぷり」あげるのか?
鉢が軽くなっているのを確認したら、いよいよ水やりの出番です。 家にあったじょうろを使って、鉢の底から水が勢いよく流れ出してくるまで、たっぷりと惜しみなくお水をあげます。
水やりは「土の中の空気を入れ替える」作業
「乾燥気味が好きなら、水も少しだけでいいんじゃないの?」と思ってしまいますが、これも大きな間違いだそうです。
たっぷりと水をあげるのには、重要な理由があります。 それは、「土の中の古い空気を押し出して、新しい新鮮な空気を取り込むため」です。
上からたっぷりと水を注ぐことで、土の中に溜まっていた古いガスや不純物が、水と一緒に鉢の底から流れ出ていきます。そして、水が抜けた後の土の隙間に、新鮮な空気が引き込まれます。 水やりとは、単に植物に水分を補給するだけでなく、根っこが呼吸するための「換気」の役割も果たしているのです。
この仕組みを知った時、私は「なるほど!」と深く納得しました。 それ以来、じょうろで水をあげる時は、「さあ、新鮮な空気を吸い込んでくれよ」という気持ちで、鉢底からジャージャーと水が抜けるのを確認しながらたっぷりあげるようにしています。
夏の水やりは「朝の涼しい時間」が鉄則
そして、私たちが朝5時という早い時間に水やりをしているのにも理由があります。
夏の暑い時期、日中や夕方に水やりをしてしまうと、鉢の中に残った水が強い日差しや気温で温められ、お湯のようになってしまいます。 そうなると、鉢の中がまるでサウナ状態になり、根っこが一気に茹で上がってダメージを受けてしまうのだそうです。
だからこそ、気温が上がりきる前の朝の涼しい時間帯に、たっぷりとお水をあげるようにしています。 朝5時の庭は空気も澄んでいて涼しく、水やりをしている私たち自身の心もリフレッシュできる、とても気持ちの良い時間です。

木質化(もくしつか)への不安と、日々の観察の大切さ
動画の後半では、5鉢あるうちの1鉢だけ、根元が茶色く硬くなっている株の様子を映しています。
わかっていてもヒヤヒヤする初心者心
以前のブログでも書きましたが、これはラベンダーが成長して木の幹のようになる「木質化(もくしつか)」という自然な現象の可能性が高いです。 病気で枯れているわけではない、と頭では分かっているのですが……。

それでも、青々とした他の4鉢と比べて根元が茶色くなっているのを見ると、「本当に大丈夫なのかな?」「急に枯れたりしないかな?」と、不安な気持ちがよぎります。 動画のテロップに入れた「わかっていてもヒヤヒヤ(泣)」というのは、まさに私たち初心者の嘘偽りない本音です。
毎日観察することに意味がある
でも、この「ヒヤヒヤしながら観察する」ということ自体が、植物を育てる上でとても大切なのだと実感しています。
毎日じっくりと根元を観察し、葉っぱの色つやを見て、鉢の重さを確かめる。 そうやって植物と向き合う時間を取っているからこそ、「今日は元気そうだな」「ちょっと葉っぱが下がっているな」という小さな変化に気づくことができます。
もし本当に病気や水枯れなどのトラブルが起きた時も、毎日観察していれば、手遅れになる前に対処できるはずです。 今はまだ不安の方が大きいかもしれませんが、このヒヤヒヤする気持ちも、ラベンダーへの愛情の裏返しだと思って、前向きに付き合っていこうと思います。

おわりに:10年計画は日々の積み重ねから
今回は、私たちの毎朝の日課である「水やり」についてまとめてみました。
園芸を始める前は、「水やりなんて、適当に水をかければいいだけでしょ」と軽く考えていました。 しかし実際に勉強してやってみると、タイミングを図り、水の量を意識し、時間帯に気を配るという、とても奥の深い作業だということが分かりました。
家にあったじょうろと、通気性の良いスリット鉢、そして地面からの熱や蒸れを防ぐためのすのこ。 お金をかけた立派な設備はありませんが、ラベンダーの性質に合わせた環境を作り、基本に忠実なお世話を地道に続けること。 それが、ド素人の私たちが10年後のラベンダー畑という夢に近づくための、一番確実な方法だと信じています。
明日からもまた、朝5時に起きて鉢の重さを確かめ、必要な鉢にだけ新鮮なお水と空気を届けていきたいと思います。
少しずつ成長していくラベンダー達と、不器用ながらも一生懸命にお世話をする夫婦の10年計画。 これからも温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

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