ド素人夫婦、10年かけてラベンダー畑作るってよ。5日目

栽培記録

100均「すのこ」と「壁から20cmくらい」

植え替え完了。でも、ここからが本番みたいです

前回、水はけを意識して自分たちで混ぜた土を使って、スリット鉢への植え替えが無事に終わりました。ジョウロで水をかけた瞬間、スーッと土の奥へ吸い込まれて、スリット鉢の底や横から勢いよく水が抜けていく様子を見たときは、夫婦で「おぉー!」とちょっと感動してしまいました。とりあえず自分たちで作った土がちゃんと機能してくれて、ホッとひと安心です。

植え替えが終わってひと段落……と言いたいところですが、どうやらここからが本番みたいです。次に考えないといけないのが、「この5つの鉢を、家のどこに置くか?」という問題でした。

というのも、ラベンダーって基本的に「涼しくて乾燥した場所」が好きらしいんですよね。北海道の富良野とかが有名なのもそういう理由みたいです。サラッとした風が吹く場所が故郷なんですね。

一方で、うちのあたりの夏はムワッと暑くて、まとわりつくような湿度があります。人間でもぐったりするような最近の夏は、ラベンダーにとっては結構しんどい環境のようです。 「とりあえず日当たりのいいとこにポンと置いとけばいいんじゃね?」という軽い考えだと夏を越せないかもしれないので、少しだけ置き場所の環境づくりをしてみることにしました。

家の周りをウロウロ。「あー、やっぱりここかな」

ラベンダーが夏を乗り切るためのポイント、それは何よりもまず「風通し」らしいです。熱と湿気を溜め込まずに、風を当ててあげることが枯らさないためのコツだとか。

そこで私たち夫婦は、家の周りをウロウロと歩き回り、どこに鉢を置こうか探し始めました。 と言っても、鉢を抱えて緻密な調査をしたわけではなく、「どこがいいんだ?」「うーん」と、結構適当な感じで歩き回っていただけです(笑)。

そもそも長く住んでいる自分の家ですから、「家のどこが一番風が当たるか」なんてわざわざ調べなくてもだいたい分かっています。 南側の庭先は日当たりは良いけれど、西日がキツすぎる。北側はジメジメしている。 そうやって頭の中で消去法で考えていき、「あー、やっぱりここかな」と自然に白羽の矢が立ったのが、「東側で南向きの壁際」でした。

ここは午前中からお昼くらいまではしっかり太陽が当たって、午後の「西日」は建物の陰になってあまり当たりません。そして何より、普段から家の中で一番風がよく通るのを実感している場所です。結構適当に決めた場所ではありますが、ラベンダーにとってはなかなかの好物件だと思います。

直置き問題と、セリアでの買い物

風通しの良い場所はあっさり見つかって「よし、ここ!」と喜んだのも束の間、ちょっとした問題に気づきました。この東側・南向きの壁際、地面が「タイル張り」になっているんです。

いくら風当たりが良い場所でも、真夏に熱くなったタイルの上に鉢を直置きしてしまうと、その熱が直接鉢に伝わって、中の根っこが茹で上がってしまうそうです。 さらに、せっかくこだわって買った「スリット鉢」の良さも半減してしまいます。スリット鉢は底や横の隙間から空気を取り込む構造なのに、平らな地面にベタ置きしてしまうと、下からの風の通り道が塞がってしまいますからね。

「少し地面から浮かした方がよさそうだね」 ということで、休日のテンションで向かったのは、大型ホームセンター……ではなく、お馴染みの100円ショップ「セリア」です。

ここのセリアはなぜか園芸用品のコーナーが充実していて、ちょっとしたアイテムを探すには結構便利なんです。フラワースタンドとかレンガとか、色々手に取って夫婦で「どれがいい?」と吟味しました。

そこで最終的に選んだのが、木製の「すのこ」です。 木なら金属みたいに熱くならないし、板と板の間に隙間があるから、下からスッと風が抜けそうです。鉢置きとしては結構理にかなってるんじゃないかなと。しかも100円でお財布にも優しい。これ以上ない手軽なアイテムを見つけて、さっそく持ち帰りました。

セリアで見つけた木製すのこ。100円で買えるのはありがたいですね

ちょっとした工夫。「壁から20センチくらい」

帰宅後、買ってきたセリアのすのこを壁際に敷いて、その上に5つの鉢を並べてみました。 「よし、これでタイルの熱対策もできたし、バッチリだべ!」 そう満足げに眺めていたのですが……ここで、いつもお世話になっている園芸の先輩から、ちょっとした、でもすごくためになるアドバイスをもらいました。

「すのこを敷いて鉢を置くときは、壁から20センチくらい離すといいよ!」

これには「なるほどなー」と感心してしまいました。 私たちは邪魔にならないようにと、無意識のうちにすのこと鉢を壁にピッタリくっつけて置いていたんです。でも、夏の家の壁って太陽の熱をたっぷり吸収しているので、壁にベタ付けしてしまうと、その熱をずっと浴び続けることになってしまいます。

さらに大事なのが「風の通り道」です。 いくら風が抜ける場所だとしても、後ろが壁で塞がっていたら空気は流れません。壁から20センチ離して隙間を作ることで、鉢の裏側にもしっかり空気が流れて、スリット鉢に風を届けてくれるようになるんです。せっかくの風を、自分たちで塞いでしまうところでした。

アドバイスに従って壁からしっかり隙間を空けて、すのこの上に鉢を並べ直しました。

アドバイス通り、壁から離して配置。しっかり風の通り道ができました

うん、いい感じです。 タイルの熱はセリアのすのこが防いでくれるし、「壁から20センチ」空けた隙間を風が吹き抜けて、スリットから新鮮な空気を届けてくれます。

土を混ぜて、鉢を選んで、家の周りをウロウロして置き場所を決めて、最後は100均のすのこ。 結構適当に決めた部分もありましたが、結果的にうまいことパズルがハマって、今の私たちにできる範囲でのいい環境が作れた気がします。

10年かけてラベンダー畑を作る計画の中で、今はまだ「ブログ5日目」。目の前にあるのは小さな5つの鉢だけです。それでも、こうしてちょっとずつ環境を整えていくのは案外楽しいもので、不思議な安心感もあります。

風に揺れる葉っぱを眺めるのが、すっかり毎日の日課になりました。これからの夏、そして冬をどうやって乗り越えていくのか。ド素人夫婦のマイペースな挑戦はまだまだ続きますので、引き続きのんびり見守っていただければ嬉しいです。

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