皆さん、こんにちは。 「10年後に庭を広大なラベンダー畑にする!」という、ワクワクする無謀な計画を絶賛進行中のド素人夫婦です。
7月半ばに入り、私たちが住む地域もいよいよ本格的な夏を迎えようとしています。 毎朝5時に起きて、すのこの上に並べたスリット鉢のラベンダー達にご挨拶し、鉢の重さを確認しながらじょうろで水をあげる。そんなささやかなお世話の時間が、今ではすっかり私たちの楽しい日課になりました。
我が家の相棒「グロッソ」達は順調に葉っぱを増やし、一見すると元気に育っているように見えますが……実は、購入した当初から「ずっと気になっていること」がありました。
今回は、ド素人夫婦が直面した初めての壁、「これって枯れてるの!?」と震え上がったある現象について、調べたことや今後の対策を備忘録としてまとめてみたいと思います。
ラベンダーを育てていて「あれ、根元が茶色くなってきたぞ…?」と不安になっている初心者の方(私たちと同じですね!)の参考になれば嬉しいです。
順調なはずのラベンダー、実は1株だけ気になることが
我が家にお迎えしてからというもの、毎日うきうきしながら眺めているラベンダー。 緑色の葉っぱ(正確には少しシルバーがかった美しい緑色です)が日に日に伸びていき、全体的にわさわさと大きくなってきました。
しかし、毎朝じょうろで水をあげるときに株元をじっと観察していると、5鉢あるうちの1鉢だけ、どうも様子が違うのです。
実際の映像がこちら
百聞は一見に如かずということで、まずは私たちがずっと気になっている実際の様子をご覧ください。先日YouTubeにアップした短い動画です。
動画を見ていただくと分かる通り、上のほうの葉っぱは青々としていて元気そうなのですが、手で葉っぱをかき分けて根元(株元)の部分を見てみると、なんだか茶色くて硬くなっているんです。
買った時から怪しかった1株
実はこの株、苗を購入して我が家にやって来た時から「ん?なんか下のほうが茶色いな?」と少しだけ怪しんではいたんです。 でも、その時は完全に知識ゼロのド素人。「まあ、ちょっと土が被って汚れてるだけかな」くらいに軽く考えていました。
しかし、株が成長するにつれて、その茶色い部分が明らかに「枯れ枝」のように硬くなっているのが目立つようになってきました。 「やばい、枯れないか……?」と、毎日ヒヤヒヤしています(泣)。 せっかく10年計画の主役として迎えた相棒です。不安になった私たちは、またしても園芸の本を開き、ネットの情報を漁って猛勉強を始めました。
根元が茶色くて硬い…これって噂の「木質化」?
調べていくうちに、ラベンダー栽培において非常に重要となる、ある一つのキーワードにぶち当たりました。 それが「木質化(もくしつか)」という現象です。
結論から言うと、うちのラベンダーの根元が茶色く硬くなっているのは、病気で枯れているわけではなく、この「木質化」が進んでいる状態である可能性が高いことが分かりました。
そもそもラベンダーは「草」ではなく「木」だった
ここで私たちド素人に衝撃の事実が発覚します。 皆さんは、ラベンダーって「草(ハーブ)」だと思ってきませんでしたか?実は私もずっとそうだと思っていました。
しかし植物学的に言うと、ラベンダーは「半低木(はんていぼく)」や「小低木(しょうていぼく)」と呼ばれる、れっきとした『木』の仲間なのだそうです。
草と木の違いは色々ありますが、一番の違いは「冬を越して年数が経つにつれて、茎が木の幹のように硬くなるかどうか」だそうです。ラベンダーは木なので、成長して年数を重ねるごとに、根元の方からどんどん茶色く硬い「木の幹」へと変化していくのです。
木質化(もくしつか)は病気じゃない?
つまり、茎が茶色く硬くなる「木質化」という現象は、ラベンダーが病気になったり枯れたりしているわけではなく、植物としての自然な成長プロセス(大人の木になっている証拠)だということです。
これを知った時は、「あ、枯らしたわけじゃなかったんだ!」と本当にホッと胸を撫で下ろしました。毎日ヒヤヒヤしながら鉢を持ち上げていたので、自然な現象だと分かっただけでも大収穫です。

初心者のパニック!「枯れ」と「木質化」の見分け方
木質化が自然な現象だと分かって安心したものの、ド素人としては「本当に木質化なの?ただ枯れてるだけじゃないの?」という疑念がまだ少し残ります。 そこで、健全な木質化と、本当に枯れてしまっている状態の見分け方も調べてみました。
- 健全な木質化の場合 根元は茶色く硬くなっていますが、その先の枝や上部の葉っぱは綺麗なシルバーグリーン色をしていて、新しい芽もしっかり伸びています。株全体としては元気に見えるのが特徴です。(我が家の動画のラベンダーはまさにこの状態です!)
- 本当に枯れている場合 根元だけでなく、枝の先の方まで茶色くなっていたり、葉っぱ全体が縮れてカリカリになっていたり、触るとポロポロと葉が落ちてしまう場合は、水枯れや根腐れなどのダメージで本当に枯れ始めているサインだそうです。
木質化のメリットとデメリット
自然な現象とはいえ、この木質化にはメリットとデメリットがあるようです。
【メリット】
根元が木の幹のように太く硬くなることで、株自体がとても丈夫になります。強い風が吹いても倒れにくくなり、多少の過酷な環境(私たちの地域の暑さや寒さ)にも耐えられる頑丈な相棒になってくれます。
【デメリット】
完全に木質化して茶色くなった幹の部分からは、「新しい芽(葉っぱ)が出にくくなる」という最大のデメリットがあります。 つまり、株の下半分が茶色い木の幹になり、上の方にだけ葉っぱや花がつくという、ちょっとアンバランスな見た目(専門用語で「腰高」と言うそうです)になりやすいのです。
ド素人が見落としていた「苗選び」の盲点
ここで、私たちが苗を買った時のことを思い出しました。 「買った時から怪しかった」と書きましたが、あれはもしかすると、生産者さんのところで既に年数を経て、木質化が始まりかけていた苗(少し古い苗)だったのかもしれません。
私たちは「うちの地域の気候に一番合っているんじゃないか?」と、品種選び(グロッソ)については一生懸命調べてからこだわって購入しました。 しかし、いざ届いた苗の「根元までしっかり緑色をしているか」をチェックする知識は、当時の私たちにはありませんでした。 これも実際に育ててみて、経験から学んだ大切な知識ですね。

木質化と上手く付き合うためのお世話の基本
さて、我が家のラベンダーが順調に(?)大人の木へと成長していることは分かりました。
10年後のラベンダー畑に向けて、この木質化した株とどう付き合っていけばいいのでしょうか。
今のところは「風通し」と「水やり」を継続
木質化しているからといって、特別なお世話が急に必要になるわけではないようです。 今まで通り、ラベンダーが一番ニガテとする「高温多湿」と「蒸れ」を避けることが最優先。
- すのこに乗せて風通しを良くする
- スリット鉢の恩恵を活かし、土がしっかり乾いてからじょうろでたっぷり水をあげる
- 葉っぱが密集してきたら、適度にすかしてあげる
基本であるこのお世話を、とにかく毎朝丁寧に続けていくことが、立派な株に育てるための一番の近道だと信じています。
将来の「剪定(せんてい)」が鍵になるらしい
ただ、このまま放置していると、木質化した部分がどんどん上へ広がり、最終的には「下半分がハゲてしまったかっこ悪い木」になってしまうそうです。 それを防ぎ、綺麗なドーム型の株を維持するためには、秋口や春先に「剪定(せんてい)」という枝を切る作業をしっかり行う必要があるとのこと。
切る場所を間違えると枯れてしまうこともあるらしいので、ド素人の私たちにはかなりハードルが高い作業ですが……。時期が来たら、またしっかり勉強して勇気を出して挑戦してみたいと思います。 (剪定の詳しいやり方は、また本を擦り切れるほど読んでから改めてブログにまとめます!)
おわりに:不安もひっくるめて楽しい10年計画
今回は、ラベンダー栽培初心者が必ず一度は直面する「木質化」の悩みについてまとめてみました。
「根元が茶色い!枯れてる!」とパニックになり、慌てて調べて「自然現象だったんだ」とホッとする。そんな感情のジェットコースターも、実際に自分で植物を育ててみなければ味わえなかった貴重な経験です。
まだたった数個の鉢植えを相手に右往左往しているド素人夫婦ですが、分からないことを一つずつ調べながら進んでいくこの過程そのものが、10年計画の醍醐味なんだなと実感しています。
木質化してたくましくなろうとしているこのグロッソ達と一緒に、私たち夫婦も少しずつ知識をつけて成長していきたいです。
明日の朝もまた、じょうろ片手に根元の様子をじっくり観察したいと思います。 まだまだ先は長い10年計画、これからもどうか温かい目で見守っていてくださいね!


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